残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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ザ・ムーディー・ブルース「ライブ・アット・モントルー1991(CD+DVD)」


91年作。DVDのみの発売だったがライブCDを付け加え2枚組での廉価版再発。モントルー・ジャズ・フェスは50年近く続いている名門の音楽フェスだが、時々プログ・ロックの大物も招聘して参加させている。これは91年のムーディーズ招聘時のライブで、メンバーはオリジナル4人に、パトリック・モラーツ脱退後なのでブリス・バンドからの出稼ぎ組ポール・ブリス(Key,Synth)、当時やや健康に不安のあるグレアム・エッジ(ds)のサポートでゴードン・マーシャル(ds)。実はモントルー・フェスは殆どCDなりDVDで商品化されているのだが、何故かプログ系の演奏は総体的に「ヌルい(^_^;)。」客層のノリが違うからだろうか?イエスは何か流れがトロいし、EL&Pはグレッグ・レイク絶不調時でヴォーカルがヘロヘロ。エニドはまぁまぁ。その点、ムーディーズはヒット曲も多いし、多少のんびりしたライブでも「風格がある」感じにも映り、このライブ、悪くはない。要は相性と云う問題でもあるのだろう。この辺、深く考えて行くと、ジャズとロックの本質的な指向性、との問題にブチ当たって面白いのだが・・・。
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マイク・ピンダー「ザ・プロミス/アマング・ザ・スターズ」


76/94年作。ムーディー・ブルース・ソロ再発の最後の一人はマイク・ピンダー(Key,Synth)。76年の1stと94年の2ndのカップリング、インタビューDVD付き。以前のCD再発時に1stに入っていた、ボートラ2曲はオミット。1stはムーディーズを事実上退社した後に発売されたもので、ファンの想像していたインスト中心のメロトロンばんばんのアルバム、と云う予想とは180度違い、全編本人がヴォーカルを取った軽いポップ・ソング集。サポート・メンバーもスタジオ・ミュージシャンが中心で、特にプログ系での特筆すべきゲストは無し。と云う事で、プログ・ファンからもムーディーズのファンからもウケが悪いアルバムだが、イアン・ギランとかあの辺のソロの実はこんなんが好きなのね、的なアルバムと考えるとまぁ、悪かぁないかも。実際この後ピンダーは事実上隠遁、2ndはいきなり94年に自主レーベルから発売されたものだが、ほぼ同工異曲のアルバムとなっている。

バンコ・デル・ムットゥオ・ソッコルソ「ダーウィン!(40周年記念盤)」


72年作。バンコの2ndも2枚組リマスター版にて再発。多彩なキーボードの音色、ジャズ・ロック一歩手前の複雑なアンサンブル、チャールズ・ダーウィンの生涯を基にした雄大なコンセプト、完成度の点で「最高傑作」に挙げるプログ・ファンも多い。1stが『こわれもの』だとしたらこっちは『危機』か?リマスタリングは前作より良好、特にアコースティックな音色が綺麗な感じ。CD2はやはり2012年の『ダーウィン』全曲再現ライブ。現在のデジタル機材と7人と云うメンバーの数の力技で対応、まずは合格点と言った所。一部録音の抜けがある。来年は3rd『自由への扉』も出してね。

バンコ・デル・ムットゥオ・ソッコルソ「バンコ・ファースト(40周年記念盤)」


72年作。イタリアン・プログの雄、バンコの1stが2枚組でリマスター再発。なんだが・・・リマスタリングの方は、音質の伝統的に悪いイタリア盤にしてはかなり良い方だが、メリハリがハッキリし過ぎて曲に因ってはノイズも大きくなっており、音割れもある。これなら日本国内で過去に出た紙ジャケ盤の方が遥かに音質が良い。また、2枚目は現メンバーによる新曲4曲とファーストの曲の2012年ライブ。新曲はジャコモのヴォーカル無し、謎のアコースティック・インストがダラダラと続く。ライブの方は現在の機材で演奏されており、可もなく不可もないと言った所か。イタリアン・プログの名盤だし、出してくれるのは嬉しいが、もう少しオマケを考えてから発売した方が良かったかもね。

ブランドX「だ・れ・だ?」


82年作。ゴンゾ・マルチメディア社のブランドX再発シリーズ第3弾。第一期ブランドXの解散後に発売されたアウトテイク集。ツェッペリンで言うと『コーダ』?解散前のバンド内は人間関係がシッチャカメッチャカになっており、ほぼ構成人員の違うバンドが2~3グループ同席している状態。そのため、このアウトテイク集も10人近くのミュージシャンが入れ替わり立ち代わり演奏しており、ブランドXのファンはこの一枚でブラインド・テストごっこが出来ると云う大変お得な仕様になっている。まぁ、これだけバラバラになってたら一緒にやってくのは難しいよねぇ。この後パーシー・ジョーンズ(b)のソロ・アルバムも順次発売される様なので、廃盤になってる90年代の再結成盤も出して来るかも知れません。

ホークウインド「スペースホークス」


13年作。気が付いたら何時の間にか新譜を出してるホークウインド、最新作。今回はスタジオ盤としては変化球で、『ソニック・アタック』『マスター・オブ・ザ・ユニヴァース』等のライブ定番曲のリメイク、リミックス曲を混じえた新録音盤。デイブ・ブロックのソロ、昨年のアルバム『オンワード』、ホークウインド・ライト・オーケストラ等比較的新しいアルバムからも再録音されている。時代に合わせてか、テクノ調の所謂ノンストップ・リミックスにアレンジされた曲も多く、元祖レイブ・ロック・バンドとしても健在である。先頃夭折した、ヒュー・ロイド・ラングトン(g)も1曲に参加。発掘ライブ等を除けば、スタジオ盤の新譜は1年に1枚は必ず出てるので、意外と律儀な人達なのかも。

キング・クリムゾン「ザ・ロード・トゥ・レッド」


13年発売。24枚組。とんでもないボックス・セットを出して来やがったキング・クリムゾン。もう一度言うと24枚組である。『レッド』発売40周年記念盤と云う事で、74年の第一期クリムゾンの最終ツアーのライブが20枚、それに『レッド』と『USA 』のリマスター版とDVDオーディオ、Blu-rayオーディオが4枚。『USA』はエディ・ジョブソンのオーバーダブ無しのバージョンに差し替え。このツアーは恐らく『USA』素材の為殆どの演奏がサウンドボード録音されており、曲の抜けや途中終了はあるが、基本的に音質は時代を考えればかなり良い。あれ、そうすると20枚のサウンドボード録音のライブ盤、『レッド』『USA』のリマスター版入りと考えれば、2万円弱の価格もそんなに高くないような・・・(^_^;)??ある意味最も先鋭的な時代のクリムゾンの立ち位置を丸ごと捉えたボックス・セット、内容が悪い筈もなく、金銭的に余裕のあるプログ・ファンにはかなりお薦めです。やはり『トーキング・ドラム』~『太陽と戦慄パートⅡ』に雪崩れ込む展開、何度聴いても良いですなぁ。

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