残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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サイケデリック・ウォーリアーズ「ホワイト・ゾーン」



95年作。謎のサイケ・トランス・バンド、サイケデリック・ウォーリアーズの1st。メンバーはデイブ・ブロック(Vo,g)、アラン・ダーヴィー(b,Key)、リチャード・チャドウィック(ds)・・・はい、大ベテラン、元祖サイケ・バンドの「ホークウインド」の別名義のアルバムですね(^_^;)。元々別働隊の多いホークウインド、今回はエマージェンシー・ブロードキャスト社からの発売なので、契約上の問題でバンド名を変えたのか、当時のU.Kトランス寄りの楽曲が多いからなのか。それでも演奏している曲が『ラブ・イン・スペース』『ハート・アタック』『パイプドリーム』・・こんなんストーンズが別名で『サティスファクション』やら『スタート・ミー・アップ』を演奏してる様なもんでしょ。モロ判りです。旧譜の様なジャケで新譜をさらっと出したり、毎月ライブ盤を出したりして、マニアのコンプリート魂を徹底的に邪魔しようとしているホークウインド、このアルバムもその一環と言えるでしょう(?)。正直買ってから始めて気が付いたよ・・。
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デヴィッド・ヘス「白昼の暴行魔Ⅱ(鮮血の美学)」



72年作。年明けからコレかよ。ウェス・クレイブンの第一回監督作品、41年振りにサントラが初CD化。レイモンド・ラブロック主演『白昼の暴行魔』の勝手に続編『白昼の暴行魔Ⅱ』として78年に伝説のTV東京・火曜ロードショウで放映された後、84年のスプラッター・ブームの時に『鮮血の美学』の題名で劇場公開もされた。ライブに出かけた二人の少女を、4人組の不良が森の中で散々嬲り者にして惨殺する。不良グループは森を抜けた一軒家に一夜の宿を求めたが、そこは少女の両親の家だった。両親による血も凍る復讐劇が始まる・・・。余りにリアルで乾いた殺人描写、徹底した救いの無い演出がまるで「グリム童話」でも読んでいるかの様な非現実感を味わわせる、スプラッターの古典。音楽担当のデヴィッド・ヘス(不良の一人としても出演、ジャケ左の男がソレ)のサイケ・フォーク調のBGMは以前本人のアルバムで主題歌のみ再録されたが、完全版は今回が初めて。少し『悪魔のいけにえ』の弟くん、ビル・モーズリーに似ている。彼も本業はミュージシャンだったし、こんな顔のやつ、テキサスの音楽業界には多いのか?

トゥー・マッチ「トゥー・マッチ」


71年作。ユニヴァーサルからの、日本ニュー・ロックの傑作。ジュニ・ラッシュ(Vo)のネイティブなボーカル、LPのA面は本格的なブルース・ロック、当時の英国ハードの影響の色濃い、アーシーな世界観を繰り広げている。そして伝説のB面、20分以上の大作『ソング・フォー・マイ・レディー』、これがもう『エピタフ』(^_^;)。似てるとかリスペクトとかいう次元では無く、モロに『エピタフ』。プログレッシブ・ロックがハード・ロック、スワンプ・ロックなどと分け隔ての無かった時代の突然変異的傑作である。ストリングスのアレンジは冨田勲。ベースの加納秀人は、この後別次元での伝説バンド、外道を結成する。早すぎたパンクであるこっちもお薦め盤。

ワールド・トレイド「ワールド・トレイド」


89年作。後にイエスに加入のビリー・シャーウッド(Vo,b)の出世作、ファースト・アルバムが日本版紙ジャケで再発された。自主レーベルからKeyと云うバンドでデビューし、ハード・ポップ+プログレのフィールドで活躍していたシャーウッド、LAメタル界の中堅、ストーン・フューリーのブルース・ゴーディ(g)とひょんな事からこのバンドを結成する事になる。土壌の違うこの組み合わせ、当人たちにとっても意外だったみたいだが、ゴーディのコネもあり無事大手ユニヴァーサルとの契約を交わす。内容は「プログレッシブ・メタル」とでも云うべきもので、ゴーディの速弾きメタル指向の楽曲に90125イエスの影響を受けたシャーウッドのヴォーカルが絡む、ちょっと他では聞けないオリジナリティの有るアルバムとなっている。ところがその辺がメタル・ファンにもプログ・ファンにも中途半端に映ったのか、セールスは不振。シャーウッドはイエスのクリス・スクワイアに見出され、以降長い丁稚奉公に付き合わされるのでありました(^_^;)。最近のシャーウッドの金太郎飴の様な新譜に、物足りない人は是非。

ピンク・フロイド「レアリティーズ」


13年発売。これもブートレグです。2枚組。フロイドの未発表曲集はアナログの時代から山の様に発売されているが、元々フロイド側のガードが固く、またニック・メイスンがインタビューで答えている様にこの規模のバンドにしてはスタジオ盤の数が少ないので、まぁどれも入っている曲は大体似た様なモンである。これも大体過去盤と同じ曲が並んでいるが、『ウマグマ』のラフ・ミックス(『星空のドライブ』がちょっと長い)、『ザ・ウォール』の別ミックス、それと『鬱』のデモ・バージョン、アウトテイク、『対』のアウトテイクが入っている所が新しめ。厳密に言うと有名所の『狂気』のアウトテイク、バレット時代のアウトテイク等が入っておらず、この2枚組でフロイドの未発表曲は網羅出来ないが、コンパクトに纏めてはあって好感が持てます。75年のキャピトル版プロモEPのオマケ付き。

エイジア「エイジア・イン・エイジア~デフィニティヴ・サウンドボード・マスターズ」



13年発売。ブートレグです。83年12月6日+7日、エイジア初来日時のサウンドボード録音、両日リマスターでCDでは初のノーカット版。2枚組。ウエストウッド・ワン局のオリジナル放送用音源のLPより落としているので、若干針パチあり。勿論ヴォーカルはグレッグ・レイク。7日の音源は廃盤ビデオの『エイジア・イン・エイジア』、及びそのCD化の『エンソーカイ』 が公式発売されているが、今回は現在の機材でリマスタリングを掛けているので、公式盤よりも音質が良いと云う逆転現象。MTV全世界中継に合わせる為に時間も70分弱、グレッグはリハはしたのだろうけど、実質ウェットンの代打で入って初ライブのため、アンサンブルがイマイチ、等マイナス要因はあるが、この高音質で聴けるなら多少の事は気にならない。2DVD-R、2ステッカーとオマケもてんこ盛り。

難波弘之&S.O.W「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」


85年作。イメージ・アルバム仕事の第三弾。長年廃盤だったが、今回ようやくリマスター版にてCD化。原作は大原まり子の同題のSF小説。原作者自身も数曲でキーボードを担当している。抒情的なハードSFの為、アルバム自体もファンタスティックできらびやかな構成、音色もポップであり微笑ましい楽曲が多い。例えるならイエスの『トーマト』辺りがイメージが近いか?大原の他の短篇集『一人で歩いて行った猫(ΦωΦ)』からもモチーフが取られている。原作は映像化はされた事は無いが、SFに造詣の深いとり・みきに依って忠実にコミック化されており、このアルバムを聴きながら読むと感動もひとしおかも。こちらも再販して頂きたい。

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