06年作。オリジナル・エイジアを結成してしまったダウンズ以外のメンバー、ジョン・ペイン(Vo,b)、ガスリー・ゴーヴァン(g)、ジェイ・シェレン(ds)がスポックス・ビアードの奥本亮(Key,Synth)をゲストに迎えて作った唯一のアルバム。ハード・プログレの傑作として名高く、レーベルのインサイド・アウト社の06年のベスト・アルバムに選ばれてもいる。ゴーヴァンの超テクニカル・ギター、奥本のダウンズよりプログレ寄りのキーボード・ワークによって、80年代のマリリオン、イット・バイツ等の傑作と比べても遜色ない仕上がり。このままインサイド・アウト社と更に2枚のディールを交わし、オリジナル・エイジアと異なる次元での成功を収めるかと思われたが、まず奥本がギャランティーの問題で正規メンバーに昇格を拒否・脱退。次いでゴーヴァンもソロ活動(後に超絶技巧バンド、アリストクラットに発展)専念のため脱退。残されたペインとシェレンはバンド名を「エイジア・フィーチャリング・ジョン・ペイン」に改名し、ライブ活動は増えたが逆に名称が災いしアルバムはレーベルとの契約を得られず、8年間の長い暗夜行路に入るのでありました(;_;)。