残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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DADA「大地の詩~ラパ・ヌイ」



14年発表。(ジャケットは一番右)キングの特典CD第2弾は、シンセサイザー・ユニット、DADAの未CD化アルバム。81年のメジャーからのファースト『DADA』発売後、ライブ会場等でカセットテープ販売されたものらしい。それにやはり未CD化のライブ・テイクをボーナス・トラックとして追加、フルCD化したもの。タイトル通り、喜多郎と云うかタンジェリン・ドリームと云うか、異国情緒豊かなエスニック系のインストをシンセサイザー演奏した作品で、30分の組曲も含まれる。NHKシルクロードのBGMとか、まぁその辺の世界観です。時代の所為かマイク・オールドフィールド『オマドーン』的な展開も。これでDADAの未CD化アルバムはインディーズ時代の『浄』だけとなったが、ライナーに拠るとマスター・テープどころかメンバーもLPすら持ってないそうで、誰か再発してくれませんかね。
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アイーダ「アイーダの調べ」


14年発表。(ジャケットは真ん中の奴)キング・レコードの国内プログ・ロックの再発盤の特典用CDがやっと発表された。まずはアイン・ソフとDADAの合体バンド、アイーダの78年ライブ。アイン・ソフのリズム・セクションの二人が急病となり、急遽代打でDADAの二人が参加したスペシャル・ライブだったらしい。第一楽章~第四楽章の構成だが、全編シンセサイザー・ユニットのDADAのインプロヴィゼーションにアイン・ソフの山本要三(g)と藤川喜久男(Key)が絡む構成。3人キーボードと云うプログレでも珍しい構成で、その為他に類型を見ない個性的なバンド演奏になっている。意外だが晩年期のマイルス・デイビス・バンド辺りが、一番近いか?フュージョンともプログレとも言い難い、変わったライブとなっているので、機会があれば是非一聴をお薦めしたい。

オザンナ「ナポリの熱情~ライブ・イン・ローマ2010」


14年発表。伊オザンナ、久々の日本盤発売。2010年に開催されたイタリア本国のプログレッシブ・ロック・フェスティヴァルのライブ、既にCD+DVDでフェス全体のボックス・セットは発売済みだが、その中からオザンナの演奏だけをSHM-CDで発売。こうやって単品発売された方が買いやすくて良い。(既にバンコが同フォーマットで発売済)同年の日本公演とほぼ同内容で、デヴィッド・ジャクソン(Sax,Flute)デビュー前にオザンナにいたイル・バレット・ディ・ブロンゾのジャンニ・レオーネ(Key,Org)参加。ファーストから5枚目『スッダンス~南の踊り』までの楽曲をメドレー形式で楽々とこなしている。現在のリーダーのリノ・ヴァレッティ(Vo,b)は次作のスタジオ盤はイタリアン・プログのゲストを沢山呼んで作るよ、とか言ってたので、そろそろ出して下さいな(^_^;)。

ロバート・カルヴァート「ミドルスボロー1986~ザ・ライト・スタッフ」


11年発表。ホークウインドの黒幕、故ロバート・カルヴァート(Vo,g,Key)のソロ・バンド・ライブ、英国ミドルスボローでの演奏をフルに収録。悪名高きヴォイスプリント社の製品、このシリーズ、確認出来ただけでも6作程出ているが、全てオーディエンス録音の下の下。酷いんである。「カルヴァート夫人の了解を得て、デジタル・リマスタリングしてあります」との但し書きはあるが、幾ら「何でも出しちゃうヴォイスプリント」でも、商品化して良いレベルの音質ではない。特にこの1枚、何処かのロック・フェス中の収録らしく、バックにソウル・R&B系の女性ボーカルが最後まで聞こえ、もうそれが五月蝿いとかの次元の問題じゃない。幾ら生前のライブ・テープ、それもソロ・アルバムの曲を演奏しているライブは貴重とは云え、これは無いなぁ~・・・(;_;)。オフィシャル・ブートレグの「底」を知りたい人向け。ソレ以外の人は買っちゃ駄目かも。

ニコ・フィデンコ「人間解剖島ドクター・ブッチャー」


79年作。2度目のリマスター再発だが、何でこんなん何度も再発するかなぁ。しかも75分の完璧版だ。『サンゲリア』のプロデューサーが2匹目のドジョウを狙った作品で、ゾンビ+食人族+マッド・ドクター物と云う三題噺の様な作品。食人族の棲む島に辿り着いたら、ゾンビを大量生産しているキxガイ博士がいてさぁ大変。『サンゲリア』のセットとシーンを流用、ゴア・シーンもてんこ盛りでその筋の方には大変好評だが、確か公開時は『人喰族』と二本立て、観に行ったと回りに話せば人格が疑われる事必須の興行だった。音楽はファビオ・フリッツィ張りのシンセ・スコア、これもゴブリンとかその辺が好みなら割と気にいるはず。次はいい加減に『サンゲリア』の完璧版を出して下さいな。

キース・エマーソン「チェンジング・ステイツ~リマスター版」


92年作。以前旧盤はこのブログでも取り上げたが、リマスター版が今回発売となった。ダサいジャケ写真も改善され、特筆すべきはデモ・テープ並みの音質がブラッシュアップされ、現在の耳で聴いても満足のいく音となった。まずは目出度い(^_^;)。エマーソンが『ブラック・ムーン』でEL&P再結成に乗せられる前に、新規ソロ・アルバム用に録り溜めていた音源に、旧作の再録バージョン等を追加して1枚のアルバムにしたもの。とは云え、落穂拾いの印象は薄く、結果的にバラエティ豊かになった曲目の豊かさもあって、割りと傑作になっている。『ブラック・ムーン』で再演奏された『ロミジュリ』、『トリロジー』のオーケストラ・バージョン、映画『デモンズ3』のメイン・テーマ再演『ザ・チャーチ』等、EL&Pのファンほど楽しめる筈。

クリストファー・リー「シャルルマーニュ~ジ・オーメン・オブ・デス」



14年作。以前発表されたシャルルマーニュ王(カール大帝)の生涯を描いたコンセプト・アルバムの続編、今回はその没落と逝去篇。御年91歳のリーにこの役をやらせるのは余りシャレにならんと思うが、そんな事言ってたら毎回灰になるドラキュラなんぞやらないか。内容は同じシンフォニック・メタルで、リーはナレーションとヴォーカル(詠唱?)を担当しているが、もうこれは若手のシンフォニック・メタル・バンド「クリストファー・リー」に本人が参加、位に思った方が良い。人のことは言えないが怪奇映画系のマニアはヘヴィな人が多く、これの前作とかリーが『指輪物語』の朗読をしたCDとかは、狂った様な値段が付いているので、純粋なプログ・ファンは安価な内に購入しておく事をお薦めします。

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