14年発表。クレオパトラ・レーベルから独サイケデリック・プログ・バンドの大物、アモン・デュールⅡ20年振りの新譜発売!とアオリにあるが、これ、内容は09年発表の自主制作の既発盤『Bee As a Such』と同じなのでは・・・。それでも曲名が変わっていたり、ミックスが若干違っていたりするので、一応メジャー・レーベルからのお色直し版の新譜、と言っても良いかも知れない。オリジナル・メンバーはクリス・カーラー(g,Key)、レナーテ・クラウプ(Vo)。サイケ・バンドと言ってもドラッギーな浮遊感や政治的なメッセージ性は無く、極めて自覚的なプログレッシブ・ポップになっているのがドイツ人らしい硬質な真面目さ。(政治的なのは兄弟バンドのアモン・デュールⅠの方)。普通に良い曲が多いので、クラウト・ロックは癖があってダメな人も、これならイケるかも。