93年作。ウェイクマン自身のRRAWレーベルからの新譜・・・なのだが、実は息子アダムとのユニット「ウェイクマン・ウイズ・ウェイクマン」の93年ブエノスアイレス・ライブ。過去にも何度かレーベルを変えて再発している、まぁウェイクマンのアルバムではよくある展開。権利関係の乱発が原因なのか、ほぼ同時期に『Lure Of The Wild』のタイトルで全く同じ内容のCDも発売されているので要注意。曲順等は再発時に入れ替わったりしているが、今回は過去盤の最新版準拠。このライブ、フル・ライブの2枚組であり、また親子のツイン・キーボード+リズム隊でかなりゴージャスな印象の演奏、また『ヘンリー』『地底』『アーサー王』の代表曲が過不足無く並べられている事から、90年代のウェイクマン・バンドの代表的なライブ盤に擧げられる事も多い、内容的には名盤。持っていて損はしない一枚。