残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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オリジナル・サウンドトラック「死霊の盆踊り」


65年作。「誤読」されている映画、と言うものが世の中にはある。この映画、素性を言ってしまえば、ポルノを掛けられない一般のドライブイン・シアター向けの、ソフト・ヌード作品。ストーリーなんか無く、延々とストリッパーを見せる目的の映画である。同時期には無名なだけで、結構この手の作品がある。サスペンス物だと思って見ていたら、パーティーで女の子が脱ぎ出してそのまま終わっちゃう映画、なんてあってびっくり(*_*)したよ。(それ以上のエロは無し)しかし、バブル期の頃、脚本にエド・ウッドが絡んでる事もあって、国内では「史上最低のホラー映画」として売りだして、大ヒット。そりゃあ内容が無いよ、元々ストリップを見せるだけが目的の映画なんだもの。これだけならば売り出し方の勝利、とも言えるのだが、未だにこの評価が罷り通っている。音楽でも、「名盤」と云われるアルバムに、結構この手のパターン多い様な気がします。サントラはストリップBGMが延々と続き、レア・グループと云うか、意外とオルガン・マニアは必須盤。変なサイケデリック系より、充分トリップ出来ます^^;。
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トム・ブリスリン「ハリー・アップ・アンド・スメル・ザ・ロージズ」


13年作。イエス、キャメル、ルネッサンス等のツアー・サポート・キーボードのトム・ブリスリンのファースト・ソロ・アルバム。ルネッサンスとしては、2010年に来日も果たしている。プログレ系のお仕事が多いので、マルチ・インスト・アルバム辺りかと思いきや、これが英国ニッチ・ポップ系の歌モノアルバム。実は若手でプログレやってる奴ってのは、言っちゃあなんだが演奏は上手いが作曲はちょっとね、てな人が多いのだが、この人は頭一つずば抜けている。清冽な曲調はベン・フォールズ辺りと比較されているが、立ち位置的にはやはりムーディーズのツアー・キーボードだったポール・ブリスに近い。最早プログ・バンドの仕事をしているからと言っても、影響を受けているとは限らない世代が台頭する時代なのだろう。大御所連、そろそろ皆70代だもんねぇ・・・国内盤を買うと、バッジがオマケに付いて来やす。

空手バカボン「バカボンの頭脳改革」


88年作。「山に登る時はやっぱプログレだなぁ。グレッグ・レイク元気か~いなんつって」(『ヨーデルコント』より)筋肉少女帯はプログレか、てのは時々ネットでも議論されるが、プログレっぽい曲も多い、てのが一番正解だろう。では一番それっぽいアルバムは、と言うと、筋肉少女帯以前に大槻ケンヂ・内田雄一郎・ケラが結成していた、この空手バカボンのファーストLPになるのではないか。意外と分厚いキーボードと壊れた(?)バイオリン、何よりも神をも畏れぬ『バカボンと戦慄~Starless&バカボンBlack』も入っている。♫バカボ~ン空手バカボ~ンこんにち~は~♫いや、畏れるべきは神ではなくこの場合ロXート・フXップなのですが。改めて聴いて見ると、前作のEPに入っている『おおもうけバカボン』これ、フロイドの『星空のドライブ』じゃあないのかなぁ。一応解散はしてないそうです。

ハッピー・ザ・マン「ベター・レイト」


79年作。(発売は83年)アメリカのシンフォニック・ロック・バンド、ハッピー・ザ・マンのサード・アルバム。とは言っても、セカンド以降のデモ・テイクをCD化したもの。今回、SHM-CD/2013年リマスターで発売された事により、音質が向上し、従来のスタジオ盤と比べても遜色ないものになった。リーダーのキット・アトキンス(Key)はこの後キャメルに引き抜かれ、ハッピー・ザ・マンは解散してしまうが、後にキャメルやアトキンスのソロで再演される曲も入っており、その聴き比べも一興。抒情性とテクニックを兼ね備えた演奏はアメリカン・ハード・プログの中でも突然変異的な存在であり、70年代英国系のプログ・ファンは買い直しても損はしない傑作。

ピート・シンフィールド「スティル」


73年作。クリムゾンの「特殊効果」、ピート・シンフィールド唯一のソロ・アルバム。今回、40周年記念盤が日本盤で発売された。SHM-CDの2枚組。以前に発売されたCDは『Stillusion』のタイトルで、曲順を変更、2曲が追加されたものだったが、今回はCD1にオリジナル・フォーマット、CD2に追加曲とデモ・テイクと云う仕様になっている。クリムゾン、EL&P、PFMと云った大物を「ワシが育てた」シンフィールドの作品なので、この辺のファンなら文句無く買え!の古典的傑作。グレッグ・レイク、ジョン・ウエットン、キース・ティペット、メル・コリンズ、その他豪華ゲストもてんこ盛り。問題はシンフィールドのヴォーカルだが、「キーが外れてるって誰も言ってくれなかった」そうで、良く言えば味のある歌い方である。セカンドとか出してれば、もうちょっと上手くなってたかもね。

モロゾフ「ヒープ:モーニング・マシーン&ソフト娘」


03年作。なんとソフト・ヒープに影響を受けたバンドが日本に存在する。それがこのモロゾフ。タイトルのギャグも今となっては何となく寒い?アイン・ソフにも『帽子と野原』と云う、どんぴしゃりな題名のカンタベリー・リスペクトなアルバムも存在するし、日本人にもカンタベリー・マニアは意外と多いのかいな。「負け犬のブルース」なんて曲も入っているが、『必殺からくり人』ではありません。ステテコパッチめ!ま、それはさておき、コピー・バンドでは無くあくまでオリジナルで勝負しており、上手くソフト・ヒープ、後期マシーンのエッセンスを抽出している。「ヒープ組曲」なんて曲は、上質のジャズ・ロックな出来に加え、ソフト・ヒープの代表曲のフレーズがそこかしこに散見され、マニアならにやりとさせられる。ジャケットは江口寿史。海外盤も出ており、中古ではそちらの方が入手しやすいかも。

ソフト・ヒープ「ヴァリタブル・セントゥアール」


95年作。アラン・ゴウエン(kbd)も他界し、世代が一巡りした後、カンタベリー・マニアのミュージシャン、マーク・ヒューインズ(G)はソフト・ヒープの再編プロジェクトを計画。エルトン・ディーン(sax)、ピップ・パイル(ds)は確保出来たが、ベースは元ヘンリー・カウのジョン・グリーブスに変更。ここに新生ソフト・ヒープが誕生した。主力楽器がキーボードからギターに変更された事により、楽曲のイメージは大幅に変わっている。実際ヒープと云うよりは、現在のソフト・ワークス、ソフト・マシーン・レガシーに近いか。コンテンポラリー・ジャズと言った雰囲気に変貌。スタジオ録音とパリでのライブ録音が混在しており、アルバムとしてのコンセプトもやや不明。これならヒューインズのソロ『ポライト・フォース』の方がまだ出来が良い。この辺はミュージシャンの個性がぶつかるバンドなので、結構難しい所ではあります。

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