残酷!音楽怪獣プログレ    忍者ブログ

残酷!音楽怪獣プログレ

しがないプログレ好きで、よく中古盤を漁っています。ときどきライブなんぞにも行っておりやす。

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セオ・トラヴィス「ハート・オブ・ザ・サン」


01年作。高田馬場の老舗レコード店「ムトウ」が近々に閉店するので、かなり大掛かりな閉店セールをやっている。マイナーなジャズのCDなんかを500円で売っているので、プログレ関連のアーティストを何枚も購入してきた。その1枚がこれで、日本版が出ていたのですね。この人、不勉強でいきなりソフト・マシーン・レガシーに加入したり、ロバート・フリップとコラボし始めた感じがしてたのだが、日本盤の解説を読んで吃驚(*_*)した。この人、英国ジャズの最大手のホープだったのですな。ウィントン・マルサリスの様に、他ジャンルとの交流も深く、その過程でジョン・エサリッジ(g)やジョン・マーシャル(ds)らともツアーに参加していて、その働きでマシーンに招聘されたらしい。へぇ。このアルバムもストレート・ジャズからアブストラクトなものまで、バラエティに富んだ曲を入れたショーケース的なもの。若手に有りがちな才能の突っ走りみたいな面も出ているが、アーリー・デイズ物として聴けば。楽しめる1枚であります。

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モルト・マカブル「シンフォニック・ホロコースト」


01年作。現在、ある程度の年齢で、プログレ・バンドなんかをやっとる奴らは、確実に80年代のホラー映画の音楽(ゴブリン、ファビオ・フリッツィ・・・)に影響を受けている。アネクデトンとランドバーグのメンバーが組んで、「80年代のホラー・サントラ」だけのカヴァーを演奏しているのがこのユニット。のっけから『地獄の門』で始まり、『ビヨンド・ザ・ダークネス~屍肉の愛』『エイリアンドローム』『食人族』とその手の人には堪らない選曲が続く。すぐに全部日本語版のタイトルが出て来る、私も私だが。メロトロンを多様し、ゴシック・メタル寄りのアレンジになっているが、悪くはない。近年だとライブに何故かイエスのアラン・ホワイト(ds)が飛び入り参加したり、文字通りの意味での地獄絵図になっている。パートⅡ希望。今度は是非、『サンゲリア』を!!!

ゴードン・ギルトラップ&オリヴァー・ウェイクマン「レイブンズ・アンド・ララバイズ」


13年作。ゴードン・ギルトラップ(g)は昨年リック・ウェイクマン(Key,p)とのコラボ作を発表したが、今回は息子との共作。最近のリックは、イエスにしろストローブスにしろ、やたら息子に譲る事が多い。生前贈与か?確かにオリヴァーのキーボード・ワークは、もう一人の息子のアダムよりもかなり親爺に似ていて、殆ど歌舞伎の二代目の世界である。内容はギターとピアノのセッション・ワークかと思いきや、ヴォーカルやリズム・セクションも入り意外や(?)プログレしている。「イエス脱退組」のベノワ・デヴィッド(Vo)も参加。しかし何だこの『貞子3D』みたいなジャケット。スティーブ・ウィルソンも題名に鴉が入っていたし、若手プログレ者に流行ってるのか、鴉。ライブ+未収録曲集が付いた2枚組の限定版も同時発売。

ソフト・マシーン・レガシー「バーデン・オブ・プルーフ」


13年作。復活マシーン、ソフト・ワークス時代から数えると、7作目、スタジオ盤としては4作目。前作『ライブ・アドヴェンチャーズ』とメンバーは同じ、故ヒュー・ホッパーに代わりベースはロイ・バビントン。スタジオ盤のアルバムの度に、メンバーが交代するジンクスは健在だが、アラン・ホールズワース(g)を除いてみんな故人になって退場だもんなぁ(;_;)。次作辺りでジョン・マーシャル(ds)とか、大丈夫か。録音は元アルティ・エ・メスティエリの伊ベッペ・クロベッラのスタジオ。内容はジャズ・ロックの水準作と言えば水準作、この手の音楽の持つ意味がマシーンの全盛期とはもう全然違うので、元メンバーによる同窓会ジャム・セッション、位に思った方が良い。また来日するのかな。

J.A.シーザー「アドゥレセンス黙示録(ラッシュ)」


99年作。祝・ブルーレイ化。寺山修司門下のJ.A.シーザー+混声合唱団による、アニメ映画『少女革命ウテナ』のサントラ盤。95年の『新世紀エヴァンゲリオン』の衝撃は未だ冷めやらず、20世紀最後の10年は訳の解らん進化を遂げたアニメが続出した。これはその中でも最右翼の異端児、ストーリーは要約するとますます解らなくなるので、かなり偏った見方で言うと「プログレをバックに宝塚」。プログレ経由で変な前衛アートとか好きな人は、アニメだからと言って敬遠せずに、是非視聴をお勧めする。まずは1本で終わる映画版を。TVシリーズをリブートした新作で、サントラもTV版のBGMが更に分厚く、スペクタクルな出来になっている。11枚組の「完全版(どひゃー(^_^;)。)」も発売。天地創造即ち光。

ロジャー・ウォーターズ「ハロー(アイ・ラヴ・ユー)」


10年作。映画『ミムジー~未来からのメッセージ』の主題歌だが、現在の所ウォーターズの最後の作品。しかし、『海の上のピアニスト』もそうだが、ウォーターズのぶつぶつヴォーカルを主題歌に使おうと云う監督は、何を考えているのか。単にフロイドのファンで、レーベルがサントラの権利と一緒だから使っちまえって事なのか。この映画も子供向けのSFジュブナイルで、ウォーターズの作風に合うとは思えない。当然歌詞もそれなり。タイム・パラドックスを軽く無視した映画のストーリーも、少年少女向けと割り引いて考えればそんなに悪くはない。日本国内ではDVDスルー。これ、どれ位売れたのかなぁ。

ロジャー・ウォーターズ「トゥ・キル・ザ・チャイルド」


04年作。ウォーターズのHPでダウンロード販売されていた2曲を、ジャパン・オンリーでシングルCD化したもの。サントラを除けば、現在(2013年)の所、最後の新曲。内容はいつものと言えばいつもの、ウォーターズのヴォーカルは更にぶつぶつとした呟きの様になっている。寝言か?これをアルバムの中核として発表しないのは、ウォーターズの創作意欲の減退か、或いは彼のようなミュージシャンがアルバムを制作し辛い時代になっているのか、「誰が子供を殺しているのか?」と云う誘導尋問の様な歌詞よりも、ファンとしてはそちらの方が気掛かりと言えよう。ウォーターズの妄想じゃないかって思える、11分もある『リーヴィング・ベイルート』は当時のライブでも演奏。トイレタイムかいな。

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